「ECサイトってどう作ればいいの？」「ShopifyとBASE、どっちが正解？」こんな悩みを抱えていませんか？
当社にお問い合わせ頂いたお客様も最初は右も左も分からず、「何から始めて良いか分からなかった」とお聞きすることが多々ありました。
でも実は、ECサイトづくりには“正しい型”があります。
本記事では、初心者でも迷わず進められる手順と、目的別の最適なツール選び、売上につながる集客方法までまとめて解説します。
この記事を読むだけで、今日からあなたもネットショップを作り始められます。

ECサイトの作り方を知りたいあなたへ

ECサイトを作る時に大事なのは、「何を売るか」「どの仕組みで売るか」「どう集客するか」という3つだけです。
ネットショップ開設は難しいように見えますが、実はこの3要素を押さえると一気に迷いが消えます。
ECサイトの制作も、物販・ネット販売も、本質は“売れる流れ”を作ること。
商品力、購入しやすいサイト、そして安定した集客。
この3つが揃うだけで成果は大きく変わります。
本記事では、初心者でも迷わず進められるように、ECサイトの作り方を5ステップで解説しつつ、人気ツールの比較や成功パターンまで網羅的にまとめました。
今日からあなたのネットショップづくりは前に進みます。

ECサイトの作り方は大きく5ステップ【初心者向けフロー】

STEP1｜販売する商品ジャンルを決める（物販ビジネスの基本）

ECサイト作りの最初の一歩は、「何を売るか」を決めることです。
物販ビジネスはジャンル選びで8割決まります。
競合が強すぎる市場を選ぶと戦いにくいし、ニーズが弱いジャンルだと売上も伸びません。
ポイントは「自分が興味を持てる」「適度な需要がある」「利益率が確保できる」の3つ。
最初は小さく始め、反応を見ながら商品を追加していくのが成功パターンです。
迷うなら、すでに市場ができているカテゴリ（アパレル・コスメ・食品・ハンドメイドなど）から選ぶのが無難です。

STEP2｜ECサイトの開設方法を選ぶ（自社orモールorアプリ）

ECサイトには大きく「自社EC」「モール出店」「アプリ型サービス」の3タイプがあります。
Amazonや楽天に出すモール型は集客力が強い反面、手数料が高め。
一方、ShopifyやBASEで作る自社ECは自由度が高く、ブランド構築に向いています。
ただし、集客は自分で行う必要があります。
どれが正解というより、「どの売り方にしたいか」で選ぶのがポイント。
初心者は運用のしやすいアプリ型（BASEやSTORES）から始めるのもおすすめです。

STEP3｜ツール・サービスを選定する（Shopify／BASE／STORES／WordPress）

ECサイトのツール選びは、開設後の使いやすさと売上に直結します。
Shopifyは本格運営向け、BASEは初心者向け、STORESはバランス型、WordPress＋Welcart or WooCommerceは自由度重視の方向けです。
大切なのは「今のレベル」と「今後の売上規模」を見据えて選ぶこと。
小規模ネット販売ならBASEやSTORES、大規模展開を見据えるならShopifyが最適です。

STEP4｜ネットショップのデザインと機能を整える

デザインは“売れるかどうか”を左右する重要な要素です。
ユーザーが迷わず購入できる動線にすることが何より大事。
商品ページの写真・説明文・レビュー導線など、購買の決め手になる部分は丁寧に作り込みましょう。
最初から完璧を目指す必要はありませんが、「見やすさ」「信頼感」「買いやすさ」の3つだけは最低限押さえてください。

STEP5｜支払い・配送・セキュリティ設定を行う

最後は支払い方法（クレカ・コンビニ・Pay系）、発送方法、返品対応などの“仕組み”を整える段階です。
ここが曖昧だとクレームやトラブルにつながります。
特に物販ビジネスでは、発送スピードが信頼に直結するため、配送ルールを決めておくと運営がラクになります。
SSL対応や決済代行の設定など、セキュリティも忘れずに。

ECサイトを作る前に知るべき3つの選択肢

①モール出店型（Amazon／楽天）

モール出店型は、すでに圧倒的な集客力を持つプラットフォームに出店する方法です。
Amazonや楽天は“人が集まる場所”なので、初心者でも売れやすいという大きなメリットがあります。
一方で、出店料や販売手数料が高く、価格競争になりやすい点がデメリット。
また、商品ページの自由度も低めです。
物販初心者がモールを使う場合は、在庫管理や発送作業の負担を考え、最初は少量の商品から始めるのが安全です。
ブランド構築より「まず売りたい」人に向いています。

②ASP型ネットショップ（Shopify／BASE／STORES）

ASP型は、テンプレートを使って簡単にネットショップを作れるサービスです。
BASEやSTORESは無料〜低コストで始められるため、小規模ネット販売との相性が抜群。
一方、Shopifyは本格的に売上を伸ばしたい人向けで、拡張性が高く、世界中で利用されているプラットフォームです。
費用や自由度はサービスによって差がありますが、どれも初心者が扱いやすいのが特徴。
ブランドを育てながら着実に売りたい人に最適です。

③自社EC（WordPress＋Welcart or WooCommerce）

自社ECは「自由度」では最強です。
デザインも機能も自由にカスタマイズできるため、独自ブランドを作りたい人には理想的な選択肢。
ただし、制作コストや運用負担は大きく、セキュリティ対策や保守も必要になります。
WordPress＋Welcart or WooCommerceの場合、初期構築さえ乗り越えればランニングコストは安く済むのがメリット。
長期的に自社メディアとECを一体運用したい企業や、こだわりの強いショップ運営者に向いています。

ネットショップに必要な機能と初期費用の目安

必要機能（商品登録／カート／決済／顧客管理 など）

ネットショップで必要なのは、商品登録、カート機能、決済、顧客管理、配送設定、在庫管理といった基本機能です。
特に商品ページは売上に直結するため、写真、説明文、レビュー導線などを充実させることが重要。
また、顧客管理（CRM）ができる仕組みがあると、購入データを分析してリピート戦略を作りやすくなります。
これらの機能はほとんどのASPで標準搭載されていますが、どこまで拡張できるかはサービスごとに差があります。

ツール別の初期費用・運用コストを比較

初期費用は、BASE・STORESなら無料〜数千円でスタート可能。
Shopifyは月額数千円〜数万円と幅があり、本格運営ほどコストが上がります。
自社EC（WordPress）はサーバー代やテーマ代が必要で、初期に数万円〜十万円かかることも。
運用コストは、決済手数料やアプリ課金まで含めるとサービスごとに大きく差が出ます。
「どれくらい売りたいか」「どれくらいの自由度が欲しいか」で選ぶのが正解です。

物販ビジネスで特に重要な「在庫管理」の考え方

在庫管理はネット販売の生命線です。
在庫を持ちすぎるとキャッシュが圧迫され、少なすぎると売り逃しが発生します。
理想は「売れ筋商品は厚め」「テスト商品は少量」のメリハリ運用。
BASEやShopifyには在庫管理機能があり、小規模でも効率的に運営できます。
物販初心者はまず“売れ筋の見極め”が最重要。小さく仕入れて、データで判断する流れを作ると失敗しにくいです。

ECサイトの作り方｜人気サービスの徹底比較

Shopify（本格的に売上を伸ばしたい方向け）

Shopifyは、世界で最も利用されているECプラットフォームです。強みは「拡張性」と「本格的な販売機能」。
アプリを追加することで、定期購入・会員制・海外販売など、ほぼすべてのEC施策が実装できます。
デザインの自由度も高く、ブランド価値を高めたい人にぴったり。一方で、アプリを使いすぎると費用が膨らみやすい点がデメリット。
月商が伸びるほど相性が良くなるため、“本気でネット販売したい人”向けのサービスです。

BASE（ネット販売初心者に最適）

BASEは、とにかく「簡単・無料・すぐ作れる」が魅力です。
専門知識がなくても数分でネットショップを公開でき、デザインもテンプレートから選ぶだけでOK。
小規模の物販やハンドメイド販売なら、BASEで必要な機能は十分揃います。
ただし、決済手数料がやや高く、本格的な拡張は難しめ。
最初の一歩としての利用や、リスクを最小限にECを始めたい初心者に向いています。

BASEについては、以下の記事リンクに概要や機能等を詳しく解説しております。

解説：ネットショップのBASE（ベイス）について詳しく解説します。

STORES（シンプルで低リスク）

STORESはBASEと似ていますが、より“整ったデザイン”と“使いやすさ”が特徴。
無料プランでもそこそこ売れる環境が整っており、有料プランにすれば決済手数料も抑えられます。
物販だけでなく、デジタル商品・予約販売などにも対応しているため、幅広いジャンルのネット販売と相性が良いサービスです。
初心者〜中級者まで扱いやすい、バランスのとれたEC構築ツールといえます。

Welcart or WooCommerce（WordPress利用者向け）

WelcartやWooCommerceは、WordPressをEC化できるプラグインです。
自由度が圧倒的に高く、デザインも機能拡張もほぼ無限。ただし、サーバー管理・セキュリティ対策・カスタマイズなど、運用には一定のスキルが必要です。
ブランド構築を重視し、自社メディアとECを統合したい企業や、中長期的に“自社の資産としてECを育てたい人”に向いています。
本格派のため、完全初心者にはややハードル高めです。

WelcartでのECサイト制作をご希望の方

kishowでは、WelcartでのECサイト制作実績が多数ございます。
デザインにこだわりたい方や集客を強化したい方はお気軽にご相談ください。

初めてでも迷わない！ジャンル別に最適な作り方を紹介

物販（ハンドメイド・小物）→BASE / STORES が向いている理由

ハンドメイドや小物など、小規模スタートしたい物販は BASE / STORES が最適です。
初期費用ゼロ、テンプレートで簡単に作れるため、制作時間を最小限にできます。
また、在庫数が少ないジャンルとの相性が良く、仕入れリスクも低め。
特にSTORESはデザインテンプレートが整っており、見た目のクオリティを確保しながら“すぐ販売したい人”に向いています。

ブランド品・アパレル → Shopifyが強い理由

アパレルやブランド品は、商品の見せ方が売上を大きく左右します。
Shopifyはデザイン性が高く、豊富なアプリを使って“ブランドの世界観”を作り込むことが可能。
また、在庫管理やSKU管理が強力で、商品数が多いショップでも運用しやすいです。
ECで本格的に売上を伸ばしたい人や、SNSと連動してブランディングしたい企業にぴったりです。

食品・定期購入 → Shopify / モール併用が最適解

食品販売は信頼性と配送スピードが重要。Shopifyの定期購入アプリを使えば、サブスク型の販売が簡単に作れます。
また、楽天などのモールと併用すれば“初回購入の間口”を広げることができるため、継続的な売上につながります。
食品はリピート率が売上の鍵なので、EC＋モールの併用戦略が最も成果が出やすいです。

集客できるECサイトの作り方【売れる仕組みを作る】

SEO対策（商品名・カテゴリの最適化）

ECサイトのSEOで最も重要なのは「商品名」と「カテゴリ設計」です。
検索されやすいキーワードを入れつつ、ユーザーが迷わず目的の商品にたどり着けるように分類を作り込みましょう。
特に物販は、検索流入が売上の土台になるため、商品説明文や画像のaltタグもしっかり最適化しておくべき。
SEOはすぐに効果が出ませんが、積み重ねるほど“安定した集客”につながる強力な資産になります。

SNS集客（Instagram・TikTok の活用）

InstagramとTikTokは、今のネット販売で最も相性がいい集客チャネルです。
特にアパレル・コスメ・雑貨など、視覚で伝わるジャンルはSNSが強力な売上源になります。
ポイントは「売り込み」ではなく、世界観や使用シーンを見せること。
投稿やリールからECサイトに流れる導線を作るだけで、自然に購入が生まれます。
SNSは無料でできるため、EC初心者こそ積極的に活用すべき集客手法です。

広告（リスティング・SNS広告で加速させる）

広告は“売れる流れ”を一気に加速させる手段です。
リスティング広告は購入意欲が高いユーザーを集めやすく、SNS広告は認知を広げるのに最適。
ECサイトを作ったものの最初の集客に苦戦している人は、少額から広告をテストしてみると成果が出やすくなります。
特に物販は利益率とのバランスが重要なので、少額でデータを見ながら改善するのが正しい進め方です。

リピート対策（メルマガ・LINE公式アカウント）

ECサイトの売上は「新規 × リピート」で決まります。
新規を集めるだけでは売上は安定しません。
そこで重要になるのがメルマガやLINE公式アカウント。
特にLINEは開封率が高く、クーポン配布や新商品の案内を行うとリピート率が大きく向上します。
“商品を売ったら終わり”ではなく、継続して繋がる仕組みを作ることが、売れるECの共通点です。

失敗しないECサイト構築のコツ

とにかく「小さくスタート」する

ECは最初から完璧を目指す必要はありません。
むしろ、最初から在庫を大量に抱えたり、高額ツールを使ったりすると失敗しやすくなります。
まずは小さく始めて、売れ筋や反応をチェックしながら改善するのが最適解。
ネット販売は“出しながら改善”が基本です。
小さく始めたほうが、リスクもなくスピードも出るため、結果的に最短で成長できます。

写真と商品説明の質で成約率が決まる

どれだけサイトを綺麗に作っても、売れるかどうかを決めるのは「商品写真」と「説明文」です。
特に商品写真は、購入率を何倍も変えるほど重要。
明るい写真、使用シーンがわかる写真、サイズ感の伝わる写真を用意するだけで一気に売れやすくなります。
また、説明文は「誰向けか」「どんな悩みを解決するか」を明確にすること。
これだけで成約率は大きく変わります。

在庫を持たない物販（無在庫販売）の注意点

無在庫販売は仕入れリスクがない反面、配送の遅延や在庫切れなどのトラブルが多くなりやすい運営方式です。
特に中国輸入の無在庫は物流が不安定になりやすく、クレームにもつながりやすいので注意が必要。
初心者はまず在庫ありの“小規模運用”から始めて、仕組みに慣れてから無在庫に挑戦するのが安全です。

運用が続く仕組み作り

ECは“続けるほど強くなる”ビジネスです。
運用が続く人と続かない人の差は、仕組み化ができているかどうか。
商品登録、発送、SNS投稿、顧客対応などをルーティン化し、負担を減らす仕組みを作りましょう。
毎日完璧じゃなくていいので「継続できるペース」を作ることが最重要です。

kishowでは、EC-CUBEやwelcart等のパッケージ型のECサイト制作・運用実績が多数ございます。
ECサイトの活用方法・集客のご相談がございましたらお気軽にお問合せください。

ECサイト作りに関するよくある質問（FAQ）

初心者でもネットショップは作れる？

はい、作れます。今のECサービスは初心者向けに設計されており、BASEやSTORESなら数分で公開できます。
商品写真と説明文さえ用意できれば十分スタート可能です。

最短で作るならどのサービスが良い？

最速で作るなら BASE または STORES。
アカウント作成から公開まで10分ほどで完了します。
本格運営したいなら Shopify が最適です。

安く作る方法は？

初期費用ゼロで作れる BASE / STORES が最安。
WordPress も安く済みますが、知識が必要です。
最初は低コストで始め、売上が伸びたら工具をアップグレードする流れが安全です。

集客できないとき何をすべき？

最初はSEOだけでは集客が難しいため、SNS（Instagram・TikTok）と広告を組み合わせるのが早いです。
また、商品写真を改善するだけで購入率が大きく改善することもあります。

まとめ：ECサイトの作り方は「手順 × ツール選び × 集客」で決まる

ECサイトづくりは難しそうに見えますが、正しい手順とツールを選び、集客の仕組みを作れば誰でもスタートできます。
物販・ネット販売の基本は「小さく始めて、反応を見て改善する」こと。ECは続けるほど強くなるビジネスです。
本記事を参考に、まずは一歩目の“商品ジャンル選び”から進めてみてください。